2016年02月05日

<JAPAN 漆展 立春&お雛様>~故城取邦雄・遺作+北原久+木曽漆作家




                    < 故城取邦雄 JAPAN漆のうつわ >

                            開催中です!

                       ふたつの春でお楽しみくださいicon102 



   
                ■ 「立春&お雛さま」 icon113      ~2月15日 ■

                 ■ 「雛の宴」 icon113     2月18日~3月21日 ■


     
                     城取氏の遺作と、北原久氏の作品をメインに、

              木曽の漆作家の作品を 京都水引き工芸・フェルトのさげもん・・・

               「立春&お雛様」のコ―デイネイトでお愉しみ頂いております。







                      下 城取邦雄氏―「ヘぎめ塗り広蓋」

                      上 北原久氏 ―「溜め塗丸盆」

                           〃      「欅木地ロ鈴椀」


            






                   「鈴椀」   上の写真は、2つの御椀ではなく

                蓋つきの大椀・・・ふたをするとまるで鈴のようですね! 


               ~背景は、山中秀書さんの手描きの絵本「梅の譜」より~








              この美しい 「木地ロ塗り」とは・・・



              上質の生漆をゆっくり熱して水分を取り去り

              透明度を高くした精製漆 「透き漆」 仕上げです。



              漆器の素地がもつ天然の木目模様の美しさを、

              そのまま生かす目的の漆塗り法です。



     
              木目のよく現れる欅素材の表面に

              透明な「透き漆」で下塗り、中塗り、上塗りの3工程を施し、

              さらに油の混入していない上塗り漆を塗り、磨いて仕上げるそうです。



              漆を塗る前に、木地を砥石(といし)に水をつけながら研ぎ、

              平滑な面をつくる為に、木目に錆(さび)を埋めて目止めの工程も。



               



                    丸盆は、直径33㎝に、大らかな鈴椀!


                      蓋も浅目の御椀として活用できる

                    「用の美」を供えた美しい作品ですねicon97icon12







  


Posted by 宿根草 at 13:41Comments(0)