無花果姫さま.深い眠りからお目覚めに!

宿根草

2010年07月03日 17:46


実ったことのなかった
無花果の樹。

昨年、小振りの実を
2~3個付けてくれました。

素人ながらに、、
母が可愛がったところ、

お世話をしてくれた恩返しにと、
一つ実ってくれました。

直径10cm程もある、
大きな大きな無花果の実。



桃太郎のお嫁さんに相応しい<無花果姫>でも宿っているかの様!

この一つの中に、無花果の樹の気持ち全てが、封じ込められていそうです。

無花果の葉に包んで冷やした後は、この子を囲んで、皆で美味しく頂きましょう!



無花果姫さま

キム ホノさんの

織部の器でスヤスヤトと...。



無花果の葉は、
アダムとイブの腰ミノにも。

メソポタミアでは、
6千年以上前より、
栽培されていたそうで、
世界最古の栽培植物だとか。


仏教に因んだ<蓮の花>は、花と同時に実を結んでいるのに対し

花がないかの様にみえる<無花果>は、
実の中に無数の白い花を咲かせているのだそうで...こちらは、度々聖書に登場。

実らない無花果の樹を、切り倒すのではなく、
実がなるように手をかけ、お世話をする...と言うイエス様のたとえ話も。


  <蓮>も、<無花果>も生きる術を示してくれているようです。


        <花と実が同時である生き方>を、
 
                      まわりの自然は、いつも言葉なく、伝えてくれているのですね。


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